単回医療機器再製造推進協議会(JRSA)設立に当たって
単回医療機器再製造推進協議会(JRSA:Japan R-SUD Association)は 「医療安全の確保」、「医療資源の有効活用」、「持続可能な医療の提供」という国の施策に賛同し、業務遂行のため2018年1月5日に設立されました。
単回使用医療機器再製造(以下R-SUD)に関する行政の窓口として機能するとともに、広く医療提供者、関係団体、産業界に対して正しい知識の普及や啓発、推進を行い、国民の医療に貢献することを目的としています。
R-SUDは国内において新しく誕生した事業です。
医療費の財源が逼迫する現代において、R-SUDは医療資源の有効活用、ひいては医療費の削減につながるものと社会から大きな期待が寄せられています。
R-SUDの事業および関連事業への参入を目指す個人、法人、団体などによって発足したJRSAでは、医療における「安全管理」、「医療資源の有効活用」、「環境保全」、「経済性」を基本指針とし、日本の医療に貢献していきます。
重要課題
- R-SUDに関する関係省庁、国内外の関連団体との連絡・意見調整
- R-SUDに関する技術的課題の抽出検討と関係省庁への提言
- R-SUDに関する海外状況の情報収集と提供
- R-SUDに関わる製造、販売業者への勉強会開催
- 医療提供者に対するR-SUDに関する適切な情報提供活動
JRSAの基本指針
安全管理
安全面に配慮したR-SUDを普及させることによって、医療の安全性を担保します。
有効活用
医療資源の有効活用により、貴重な資源の無駄遣いを減らし、喫緊の課題である 『持続可能な医療の提供』に貢献します。
環境保全
R-SUDによって、年間51.5万トン※にも上る医療・福祉廃棄物の削減に寄与します。
※平成25年度環境省「産業廃棄物の業種別排出量」より
経済性
通常1回の使用で廃棄されてしまう単回医療機器を再製造することにより、医療における経済性を向上させます。
JRSAの活動
- R-SUDに関する関係省庁、国内外の関連団体との連絡・意見調整
- R-SUDに関する技術的課題の抽出検討と関係省庁への提言
- R-SUDに関する海外状況の情報収集と提供
- R-SUDに関わる製造、販売業者への勉強会開催
- 医療提供者に対するR-SUDに関する適切な情報提供活動